

Googleアナリティクスを初心者でも最初にサイトのアクセス解析に入れましょー!
というのは調べればすぐにわかるので、すでに設置している方も多いかもしれませんね。
さすがにビジネスや商売をやられている方でサイトをお持ちであれば、日々アクセスの数字をにらめっこしている方もいらっしゃるでしょう。
私はグラフや数字を見るのは結構好きで昔はただただムダに解析を頻繁過ぎるくらいチェックしてしまっていました。

でもにらんでばかりでは数字は変らないことに、まもなく気が付きました。(当たり前ですね)
このページでは、すでにGoogleアナリティクスが設定できている方で、でも

Googleアナリティクスのデータなんて毎日アクセスが何人きてるか見てるだけだわ。なんかよくわからない・・・
というお声は良く聞かれるので、

Googleアナリティクスのどこを見て、どう分析すればいいのか?
という基本的なところを解説していきます。
Googleアナリティクスのアクセス解析も人にフォーカスして見て行く
私が常に意識するのが「人にフォーカスする」という考えなので、この分析に関しても例外ではありません。
このアクセス解析には「人に関するデータ」が詰まっています。
つまり、実際にあなたのサイトにきた読者が、
- 女性なのか
- 男性なのか
- 何歳なのか
- どこに住んでいるのか?
- 好みは何か?
- どこからあなたのサイトにきたのか?
- どのくらい滞在していたのか?
- 何ページ読んで帰ったのか?
- ブックマークしてくれたのか?
- メルマガ登録してくれたのか?
- どんなキーワードを使ってきたのか?
などがいろいろわかってしまうんですね。
とても優秀なアクセス解析ツールなので、逆に見るところがあり過ぎて大変だったりします。
ですが、私たちは集客の専門家ではないですし、そういったデータを全てチェックし分析する必要はないのです。

あなたはあなたのご商売やビジネスの専門家であればよく、むしろあなたしかなれませんから。

なので、私の経験上、サイト運営が初心者である最初のうちはこれだけ見ておけば十分!という項目をご紹介します。
まず、どこを見ればいいのかが結構難しいと思うので、Googleアナリティクスページの左側のメニューを中心に解説します。この記事をスマホで表示しながら、パソコンでGoogleアナリティクスを見ると良いでしょう。
主に日常チェックのために見るのは以下の4つ
- ユーザー
- 集客
- 行動
- コンバージョン
パッと見はシンプルですが、左側の小さい三角をクリックするとそれぞれの項目がズラっと出てきます。
それぞれ、解説します。
1.ユーザー(訪問者)
この項目がまさに「訪問者(読者)がどんな人なのか?」を調べることができるデータの集まりです。ですが、見る項目は意外と少なくて私がよくチェックするのが以下の3つ。
- 概要:基本的にユーザー項目のデータのまとめが見られます
- ユーザー属性:訪問者の年齢、性別がわかります
- モバイル:特に「概要」をクリックすると、訪問者が「モバイル、デスクトップ、タブレット」何を使って閲覧したのかわかります
性別や年齢は、自分が想定していない層が多くなることもあって、そういう時に「その年齢層がわかることばやネタを選んで、記事に盛り込む」みたいな改善を入れてみることができます。また、自分はパソコンで作業をするのでついスマホでどう見えるか、を確認していなかったけど、実際にはスマホの読者が半数以上という結果が出たら、確認してスマホでも快適に閲覧できるように修正できます。クリック、タップやスライドという操作も全く違いますからね。
2.集客
これは、どこから訪問者があなたのサイトのページにやってきたのか?を調べることができる項目です。結構便利で楽しい項目もあるんですが、長くなるので今日は取り上げません。
ここでは
- すべてのトラフィック⇒チャネル
を良く見ます。今の段階ではこれひとつだけで大丈夫です。
赤丸の部分を主にチェックしているのですが、英語表記なので補足しておきます。
- Organic Search:検索サイトから
- Direct:訪問者さん本人のブックマーク、メールのリンクから
- Referral:他サイトのリンクから
- Social:SNSから(解析ページで「Social」の文字ををクリックするとさらに詳しくTwitter、YouTube、Facebook別の数字を見ることができます
検索サイトからの訪問だけに頼るよりも、SNSや読者さんにブックマークしてもらっての再訪問や、メルマガのリンクからの再訪問などリピーターを増やす目的でこの項目はチェックすると良いでしょう。まだSNSを何もやっていないのならひとつくらい実験的に試してみると数字になって現れるので愉しくなるかもしれませんよ。
3.行動
この項目は、私がGoogleアナリティクスを使い始めた時に一番最初に見始めたページで今もずっと必ずチェックするページです。ここでチェックしたい項目は2つ。
- すべてのページ:各ページごとにリストでページビュー(PV)やページ訪問者数、ページ滞在時間、直帰率、離脱率など
- ランディングページ:訪問者がどのページから入ってきたかを見る項目。メルマガ登録に至ったかどうかなどのデータもココでチェック。
「すべてのページ」ではPV数よりも訪問者数に注目です。PV数はひとりの読者が何度も観ている場合もあるので、ここは訪問者数「今日は何人サイトにきてくれたのか」をチェックします。滞在時間、直帰率、離脱率は、「読まれているかどうか」の目安になります。特にランディングページは重要で、メルマガ登録により多く流れている記事をより多くの人に見られる取り組みをする、という改善に繋げることができます。
4.コンバージョン
これは商品の購入、メルマガ登録、というこちらが訪問者に最終的にして欲しい行動のデータを見ることができる項目です。
コンバージョン ⇒ 目標 ⇒ 目標達成プロセスの順番に左の三角をクリックして開いていきます。
この「目標達成プロセス」は自分で設定しないと数字が上がってこないので、メルマガ登録やサイトから販売している商品があるならぜひ設定しましょう。設定してからデータが取れるまでしばらく時間もかかりますからね。
コンバージョンというのは直訳すると「変換」という意味なんですが、私的にはメルマガ登録のコンバージョンとなると「大勢の読者さんからメルマガ読者へ移行した」確率や数、という感じですね。新規の読者さんが一日最低でも1人、ベストは3人登録されればまずまずオッケーというのがひとつの指標です。売上の一部ではありますが、それに向けてここからもう始まっているからですね。
【番外編】管理
そして、設定などをする際に時々使うページが左側メニューの一番下にある「管理」です。
一番下でわかりにくいところにあるので、覚えておいてくださいね。
まとめ:Googleアナリティクスの初心者でもできる分析のやり方
Googleアナリティクスの初心者でもできる分析のやり方は、いかがでしたでしょうか。
アクセス解析は、せっかく統計をとったら分析して、実はさらに「改善する」という行動が必要です。分析しただけだと何も変わらないからですね。シンプルなんです。

専門家じゃなくても、数字とにらめっこしながら、自分のサイトに来る読者さんの傾向やサイトがどのように観られているかも見えてきます。読者さんに憑依して(笑 そこは想像をめぐらせる作業です。
アクセス解析の分析は読者さんに訪問してもらってそれをある程度の期間集計を取る、ということが先決です。
サイトの運営を始めたばかりの頃はアクセス数が少ないですが、サイト記事の投稿やSNS、広告などを使って読者を集めることを確実に積み上げていけば必ず読者さんは増えていきます。
読者さんが来るようになってからGoogleアナリティクスの分析を始めても遅くないので、データだけは取れるようにサイトの大枠が完成したらアクセス解析の設定は必ずしておきましょう。(アクセス解析のサービスを提供しているのは、Googleアナリティクスだけではないのですが、無料で使えるのもあり今はほとんどの人が利用しています。)
これには設定があるので別で解説しますね。